フジの効能

しばらく忘れていたが、ライヴの効能というものがあって、フジに際しても効能があった。

楽しみにしているから仕事を乗り越えることができ、余韻があるから、その後も頑張れそうな気がする。というものだ。

フジは結構効果的だったと言える。効果的だと感じた要因はいくつかある。

何しろ遠い。新潟県に行くのは旅行と言っていい。ただ、フジ以外立ち寄ってもいないけど。

山道を歩き回り、普段1日に見ることもないライブをたくさん見ることができて、それに野外だ。ガス抜きにはかなり役に立ったと思っている。その分、時間もお金も体力も消耗しているのかもしれないが、日常から切り離され、物理的に遠い場所へ向かっていくことは精神衛生的に素晴らしい体験なのではないかと感じた。

ジュリアンが太っていたという印象だったけど、改めて確認すると太っている、というにはボリュームが足りない。それは確かにぷっくりされているが、いいとこぽっちゃりって感じだろう。なんなら写りによっては対して太っても見えなかった。なんで太ったって思ったんだろうな。

でもともかく感激のあまり涙し、大声を出し、はしゃいでいた。ことはとっても良かったのだと思う。しばらくはガス抜きされたすっきりした体で過ごすことができた。

それにフジにいた時間と、往復の時間は、やむを得ずほぼ空腹で過ごしていたこともあり、帰宅後は物理的に体が軽かった気がする。

非日常な環境に身を置いて、体を動かし、音楽を聴いて、人と盛り上がり、泣いてみたり笑ってみたりする。それからご飯を食べる時間が制限されて空腹を多く過ごす。ガス抜きとしてはかなりの効果があったのではないかと思う。

正直、フジに来るだけでなく、前後に東京でワンマンをしてくれるなら私は間違いなく東京のライヴを選択していると思うのだが、今はそんなことをしてくれるバンドはあまりない。

 

フジの効能もそんなに長持ちはしないので、翌週は元気にしていたかなーと思う。普通に大阪のライブハウスで観るとかよりは長持ちしている。費用対効果ってやつか。