沈黙の主張

人間は基本的に環境に慣れていくものだと思うが、冷静になった時、こう書くとまるで私はここ2年ほどずっと混乱している最中だったような感じになるかもしれない。

大体はそうだったのかもしれないけれど。

 

今の家に引っ越してきた時には以前の家から持ってきたものを整理して捨てるなどして割とスッキリしていた。過ごすうちにものは確かに増えてきたが、ともかく部屋がどんどん乱雑になっていった。出張で家を空ける事が増えた時にはピークにごちゃごちゃしていて、それから出張族のような暮らしから脱したものの、精神的にかなりやられた日々を過ごしていたからなのか、部屋の混沌ぶりは継続していた。時々人が来るタイミングでスッキリしていたものの、ゴチャつきが見えない状況になっただけで根本的な解決には至っていなかった。

2年の間私は混沌の中にいて、冷静に判断することもできなかったのか、ともかく乱雑で散らかっている状況に慣れてしまっていた。片付けることもできない状態で非常に疲れていて、どうでも良くなっている時もあった。どうでも良くないと感じる時もあって、どうしたらいいのか、それを混乱と呼ぶのかもしれない。

ようやく、私の目が覚めたのか、混沌の世界からの脱出する必要があると思い始めた。

もしかしたら精神的に回復しつつあるからかもしれない。といっても別に精神的に正式に病んでいたということでもないが。通院などはしていないのでわからない。ただ気分的に塞ぎ込むことや、落ち込んでしまうこと、投げやりになるとか、全てを放棄することはよくあった。性格的なことだと言われればぐうの音も出ませんが。

 

日々の中で突然、本当に突発的に決心をすることがある。強い印象で何かを決断することもある。いいことも悪いことも。直感的だからかもしれないが、それははっきりと自分に突き刺さる事がある。

最近も会議中に、上司の一言で私の中で突然確信と変わり、ここにいてもどうしようもないという感情が湧き起こり、会議のメモをとっているような風情で、次の仕事に対しての志望動機などを書き留めていた。

そこにいた6人のうち、ヘラヘラしているのは上司の2人で、同僚の1人は愛想笑いと苦笑いのないまぜになったなんとも空気を読んだ笑顔を作ってくれていた。

他の3人はクスリとも笑わず、険しい眉間を堪えるのと、クソ真面目な表情で沈黙を保ち、状況を静観していた。

信じられないという面持ちを浮かべた3人は取り繕うことも忘れ、呆然に近い感情の中で、真面目くさったような表情に見えた。誰も楽しくなんてないし、笑う気力も無くしているように見えた。

 

こうやって人の精神は削られていき、時間はむしり取られ、私たちは追い詰められるのだろう。

 

日々、仕事の時間を少なくできるように、完成度を低くし、サクサク進め、残業を減らし、仕事に費やす時間をコンパクトにする努力をし、勉強に時間を割けるように調整している。

ゲームもほとんどできないが、ゲーム実況と音楽を気分転換に、新しいスキンケアを試すこともストレス発散になっている。

 

結局ときメモの実況を制覇してしまった。2nd kissと3rdが見てて面白かった。4thは現在進行中。もちろん私は進行していないので、実況の方のプレイ次第。

 

鮮烈な決意の矢が突き刺さったことを書き留めておこうと思っただけだった。