甘い香り

美術館やギャラリーへ行って、アートを眺めるとかしているととっても気分が良くなって、ストレスが減少するとか、リフレッシュできて、スッキリすることがよくある。

今回もアートの手を借りようと思って、色々と探して、それで近場でなんとかしようと病院へ行くついでに寄り道をするつもりで家を出た。

それからチケット購入しようと思いながら歩いている途中、その展覧会の画像を見ているうちに、行くのをやめてしまった。なんとなく、行ってもスッキリできるメンタルではないと思ったからだ。

それに、やっと購入したロバートフランクのthe Americansを眺めてみたが、何も感じなくてショックだった。今はそういうタイミングなんだと思っている。何を聞いても何を見ても何も感じないタイミングなんだろうなと思っている。

映画を見るとか、絵画を見るとか、音楽を聴く、ライヴへ行くとか色々と私は自分をスッキリさせる方法を試してきたし、それなりに効果的だったと思っている。でも今はそれでは違っていることを自分ではよくわかっているが、何をしたらいいのかはよくわかっていない。

先週は久々の雑貨屋さんをウィンドウショッピングするだけで、気分がよくなって、気持ちが楽しかったのに、今週は全然どうにもならなかったなー。

 

何も感じないタイミングというものがたまに訪れる。どうしたら何かを取り戻せるんだろうかね?無関心になっているという言い方もできなくはないが。全然何も感じていないわけではない。だって生きているんだから。今から本屋さんへ行こうかな。ピザ食べたいな、っていうかピザが食べたいなら行く場所は本屋さんではないような気がする…

 

仕事の日と、休日ではつける香水を変えていて、気分的に変えるようにしている。元々大好きな香りの香水で清潔感のあるもので甘すぎないものを仕事で使っていて、もう長年愛用している本当に好きな香りだ。

今年から休日用に、もう少し甘めのものを使うようになって、新鮮な気持ちで過ごせるようになった。そうなると自ずと休日用の香水の方が好きな気がしてくる。なんせ休日用だからな。香りそのものではない、休日用という纏っている空気のせいだ。いい香りだ、この香りをずっと纏っていたい。永遠に休日って感じ。それはそれで困るのかもしれないけど。私はもう一度ロンドンへ行きたいよ、そう思う、本当に。