人人

数年ぶりに兄に会った。久々に再会した兄は父親にそっくりでびっくりした。遺伝子というやつだな。

私には兄が2人いるが、2人まとめて会うことは父親のお葬式以来ない。別々に再会しているが、上の兄にはいつぶりなのか、最後にあったのは東京だったなと思う。もう1人の兄にはお正月に会ってる。家族って大人になると会わなくなるのか、コロナだから会わなくなったのか。

どのみち、私たちはほとんど会わなくなっている。私が母親と会わなくなったのはコロナが原因だけど、兄たちとあまり会えないのは、コロナなんて関係ないのかもしれないな。物理的は距離を縮めるのが困難なのはコロナのせいでもあるけれど。

非日常を味わうことができた。私には兄弟がいたんだなと思い出させてくれた。普段は一緒にいないから自分が誰かの妹であって、その立場で会話をすることなんてない。母親ともなかなか会っていないから、自分が子供として会話をすることもほとんどない。いつも忘れている。

 

兄と母親と3人で一緒にレトロな喫茶店に入って、美味しいコーヒーを飲んだ。大人って感じだ。ステンドグラス窓から西日が射し込んでいて、全面喫煙可能な店だった。寂れたショッピングセンターに入っている店で、割とお客も多かった。レトロな喫茶店て雰囲気が良いけど、全面喫煙可能なところが多いから自分だけで入るのはちょっとと思う。匂いがついてしまうからね。兄が喫煙者だから仕方ないって思うけど。

久々に会った兄は面白くて、私の兄って感じだった。変な感じかもしれないけど、兄とは話が合うし、考え方も面白い。どっちの兄ともいつも楽しい話ができる。2人は全然違うタイプの人間だと思うけど、でもやっぱり面白いなと思う。

また来年になるのかな。