緊急事態宣言のため、大体のお店が20時に閉店しているため、仕事が終わって退社する時には、街は暗くて、もっともっと遅い時間になっているかのように錯覚する。
店が開いていないので、人も少ない。人が少ないのは別にいいんだけど、やっぱり、そのせいでもっともっと遅い時間のように思える。そんな毎日。
これまで、仕事終わりでご飯に行ったり、ライヴへ行っていたことがなくなって、スーパーに寄りたかったのに閉まっていることもあって、コンビニだけ寄って帰る。ってことが多くなった。友達の店も20時に閉店しているので、いつからかわからんが、全然行っていない。完全に自宅と会社を往復して過ごした。気が滅入るというか、なんというか。
メンタルがそこまで弱いわけではないと思う。スルッと忘れて過ごしているが、時々ブワッと思い出して、凹む。
毎日何やってんだろうと思うし、こんな仕事していたくないなとも思う。他に何かしたいとも考えるし、転職も考える。もっと別の生き方があったのではないかと思うし、もっと楽しいことをできる方法を考えるべきとも思う。それに何がやりたいのかはわからないし、一体何が楽しいのだとも思う。
そうやって毎日毎日、日々を過ごしている。大変な局面に差し掛かったり、大詰めを迎えたり、無事に完了したりを繰り返し、次の案件、次の案件…と続けていくのが大抵の仕事ではないかと思っている。会社に行きたくなくなる時もあるし、帰ってしまいたいと思う時もある。でも、私以外にやる人いないしなと思って、なんとかやる気だけを絞り出している感じ。人のモチベーションの面倒をみることが多いが、自分のモチベーションをなんとか保つ方法を私は知りたい。どうやったら、モチベーション高く保てるかなんて知るか。そんなの個人のポテンシャルによるだろうと思う。自分がどうやってもモチベーションを保てていないのに、自分に当てはめて考えるなんて馬鹿げている。
私にはモチベーションなんてものがない。どっちかというと最初からないのだと思う。仕事だからやっているのであって、やりたいからではない。罪悪感から逃れるためかもしれない。担当スタッフの子がいい子で、みんな頑張っているから、私もしっかりみんなのフォローをしようと思うくらいか。頑張ってくれている人たちが報われないのは嫌すぎる。私がサボれないのはそこに理由がある。
これがモチベーションだというなら、そうなんだろう。モチベーションは罪悪感です。
疲れているが気づかないふりをして乗り越えていくことを続けていると、急に体調を崩してしまう。眠くて眠くて仕方ないし、3日程度、誰とも接することなく一人で閉じこもると、なんとなく浮上もできる。
なんでこんなに疲れているのかと思うけど、仕事内容がとっても嫌なこともあるし、嫌じゃないこともある。色々だ。先輩に誰にでも詰めてくる人がいる。直属の上司で、私はそこまでではないが、ターゲットが何人かいて、その子たちはいつもいつも詰め寄られている。私も時々、スイッチが入った時に詰めてこられる。それは周囲の人間が全員わかっているから、誰もいちいち指摘しない。というか指摘できない。それくらい結構な上長である。
その彼女が、一緒にランチに出ている時に、スタッフに詰め寄るあるリーダーの話を聞いて、なんでそんなに詰めるんだ？何が知りたいんだ？私も上司から詰められるけど、本当に困ると言ってきたのだ。もっと褒めるようにアドバイスしたら？褒めれば詰めたこともプラマイゼロだ。とも。
そこにいた全員が何も言わず黙って聞いていて、私も半笑いで聞いていた。たまに彼女から詰められるんだけど、割と結構な確率で半笑いで聞いていられる。詰め寄られている自分の状況に笑えてくるからだ。「詰められてる詰められてる…」と思うと笑える。
それに彼女は自分の立場を全く理解していない。彼女のポジションの人間がそういう物言いをすれば命令であり、詰め寄っていることと同義であることを理解できていない。
多分、彼女は普通に会話しているつもりなんだろう。自分が詰め寄っている自覚がない。自分がどういう風に見られているかをわかっていない。まだ数年前の別ポジションだった頃の心持ちでいるのだろうなと思う。
なので、詰め寄られて、なぜ私がこんな言われ方をしなければならないのか？と思うことは思うし、ムカつくし、何様かとも思うけど、彼女はそんなつもりで言っていないのだと思うと、精神的な打撃を受けなくなった。言葉選びの下手な人とか、雰囲気作りができない人って感じ。
でもムカつくけど、なんで私詰められてんの？って思うとやっぱり笑える。でも結構ストレス。今日いるのかなって予定表を見てしまう。ずっとテレワークしててくれないかなー。
本当仕事って困る。対応手当が欲しい。後輩のモチベーションの面倒を見ることについては、役職手当に入ってるって考えることができそうだけど、上司を受け流す手当を支給してくんないかな、半笑いで逃げきれない子たちはやめてくよ、きっと。私だってやめたいのに。
