励みになる、とは。

風邪をひいて、ずっと咳が残っていて、それで人生において初なのだが、ずっとずっとハスキーボイスなのである。

それはそれで嬉しいのだが、(嬉しいのか)突如私の喉が反乱を起こし、咳を止められなくされるので、怯えつつハスキーボイスを楽しんでいる。

ただ、風邪が私の元にやってきた時はGEZANのライヴの時で、当時は熱が下がったもののずっとずっと恐ろしいくらいの咳き込みに終始しており、2時間人混みで咳に耐える自信がなかった。というか、歩いてBIG CATまでいける自信がなかった。別に徒歩で行かなくてもいいけど。電車に乗る勇気もない。ともかく出歩く体力と気力もなく、完全にガス欠でボロボロだったので、息ができない時間を自宅で過ごした。

まだ咳が出る。大事な場面で咳が止まらないとか客先での会議中に咳き込むとか、そんな感じ。胸が痛い。体力をめちゃくちゃ奪われていて、倦怠感が半端ない。すぐに横になりたくなる。クラクラして、HPが残りわずかだと自分でわかってしまう。

こうやって削られていくのを自分でじわじわ感じながら、時々、お茶とか飲んで7%回復とかしてみたりする。微々たるものだ。

 

映画を映画館で見たのはいつぶりなのか?ってくらいぶりで、最後に見たのは、ウェスアンダーソンの映画だったような気がする。けど違うかもしれない。

ハイキューの映画を見た。見るとは自分でも思わなかったんだけど、見た。結構周りもハイキューの話をする人がいて、好きだったんだね、ってことが多かった時期で、それで結局見ることになった。私はコミックスで完結まで見ているので、知っているのだけど、アニメ派の人はちょうど続きになっている。

 

風邪とかコロナ罹患とかで熱が出て眠れない日は、動画でハイキューを見るとか、漫画を読む事が多いかなと思う。熱のお供。大体の人が言ってると思うけど、ハイキューには嫌な人が1人も存在しない世界なので、嫌な気持ちになることは皆無だと言える。また試合という戦いなので、人が死んで鬱展開になることもない。高校生の部活の話なので、爽快なのも要因だと思うけど。

めちゃくちゃ努力をしていて、でもさらに直向きな人たちばっかりの作品で、チームプレーなのでチームワークの大切さや、リーダーとしての所作や、メンバーに対しての心遣いや、声掛けなどをかなりパーフェクトにやってのけるところを目の当たりにして、正直、コテンパンにタコ殴りされている気分になることもあるけれど、これは漫画で、アニメで、作品なんだからと、言い訳して呼吸をしている。

周りの人のことをこんなに思い遣って生きていくのは大変なんだよ、マジで。めちゃくちゃに落ちている時には眩し過ぎて、目が開かなくなるので、少し浮上した時に読むほうがいいかなと思う。きっと励まされることはない。背中を押されることもないかなと思う。ただ、自分を律しようとは思うと思う。ただ、励まされはしない。

 

まあ、よく考えたら何かで励まされている感じになることってないね?

励まされるってどういう感情なのか、書いててわからなくなった。励みになるって思ったことある?私。