CDと香水

もうすぐバレンタインデーになるので、年が明けてから6週間は経過したんだな。

年末はいつもより休日が取れたものの年始は相変わらずで、すぐに日常がやってきた。仕事始めも早かったし、いつもの月初同様に連勤になっていた。

ようやく仕事もひと段落してきて、ちょっと余裕めいたものを感じているけど、それも気のせいなんだろう。なんでこんなことしているんだろうとか、何が楽しいんだろうという疑問について、それを疑問とも思わない感じで過ごしている。わかっていることばっかりなので、正直、無意識に喋ってしまっているようなそんな気になる。慣れているとはそういうことなんだろうけど、それが退屈の要因であり、窮屈さの根源であることは明白ではある。

習慣化していることがよくないとは思っていないが、退屈で仕方ないことはあまり良い兆候だとは思えない。

最近、同僚が退職した。これまで私は何人を見送ってきたのかなんてわからないが、同僚となるとやっぱりみんなの中にもいろんな疑問が生まれてきているのだろうとも思う。別の同僚とはよく、退職について、転職について話をすることが多い。たくさんの不満があるが、別にブラックということでもない。ブラックだから転職に値するのか、っていうとそうではない。転職の理由は人それぞれで、自分だけが知っていればそれでいいんだと思っている。

1月のバタバタの最中に、いつぶりかのLOSTAGEに行った。堺FANDANGOでのワンマンだったが、コロナ前の奈良以来だったので、2020年2月以来の約4年ぶりに見ることができた。

本当に久々で新しいアルバムの曲はもちろん全然知らなかった。ライヴの後半部分は昔の曲だったので知っていたけど、曲名は思い出せないことも多く、時の流れを感じた。

あんなに毎日聞いていたのが信じられないくらいに聴かなくなったけど、それは私の音楽プレーヤーの寿命が来て、iPhoneに代替わりをしたからだ。LOSTAGEはサブスクから姿を消していて、私もわざわざCDからデータを取り込んだりしていない。

曲は新しいものがもちろん増えたけど、どこか懐かしい感じがしていた。同じ人が作って、同じ人が演奏して同じ人が歌っているというそれだけのことだ。

私は途中から曲の感じがあまり好きではなくなっていたことがあり、今回のライヴへ行ってみて、どう思うのかなと自分でもわかっていなかった。3ピースのバンドだけど、しばらく割と大人数での演奏が続いていて、多分私はそれがあまり好きではなかったようだ。

音の厚みが出ることやいろんな音が入ることについては、CDとしては特にいいのだけど、ライヴになると少し様相が変わってくる。私が好きなのはもっと音の少ないライヴだったんだなと改めて思ったのだった。

弾き語りは人を選ぶので、それは計算に入れない。

私は単純にバンドが好きなのだ。それ以外にない。

今月末にGEZANのライヴがあって、サニーディサービスとのツーマンで。私はサニーディの名前は知っているが聴いた事がなく、これを機に聴いてみた。とっても楽しみ。

 

音楽を言葉で伝える、味を、匂いを、それを言葉で伝えるって難しいけれど、同時に気持ちを伝えることも本当に難しい。

最近、香水を買う事が多く、ショップで試すのが一番だと思うけど、文言だけでネットで購入したものもある。それは結構気に入っていて、自分にしっくりくるものだと感じている。

トップノートとか記載があるが、それ自体の匂いを知らないとイメージができないので、割と賭けだったりはする。人の体につけた時の香りの変化があるので、本当は実際に試すのが一番いい。ただ、今回は賭けに勝っただけの話だ。