役回り

副業するなら、何がいいか。みたいな話になることはあって、私ならデータ入力がいいなと思う。きちんと爪を短く切って、いつも綺麗にして、カチカチならないように、それからミスタイプをしないように心がけ、一生懸命に大量の文字入力をしようと思う。

ブログを書くタイミングだって、書きたいことがあるというよりかは、タイピングしたいからだと言っていい。タイピングしているとどんどん入力したい欲が出てくるから、結構な文字入力をすることになる。

MacBook airなのでペチペチ音を鳴らしているが、爪さえ短く切り揃えていれば問題ない。

 

とは言え、副業を考えてないので、特にこういった事態になることはない。それに副業申請をするのも面倒だし、業務外にこんなことをする時間が取れるとは思えない。文字入力を大量にすることで仕事になるならしてもいいかとも思う。データ入力を丸一日して過ごしたいと思っているくらいだ。これは副業を探すというより、転職先を探すってことではないのか?

 

 

私と同じポジションの同僚と話をするときには、やっぱり転職の話になることが多い。元々、そう言った話になることは多いのだが、最近は頻度が多くなった気がする。

人にはやる気が完全に喪失して、自力でどうにもならないことになったりするし、自分が頑張ったらなんとなるとかいうものでもなかったりする。

大体人のモチベーションの面倒を見なきゃならないマネジメントなんて、正直やってられない。どんなに前向きに励ましても、助力を提案しても、愚痴を聞き倒しても、折衷案を盛り込んでも、徒労に終わることも多い。それで気持ちを立て直してくれる人なんてほとんどいない。余程、構って欲しくて声をあげてみた人か、現状を考慮して、ひと時、自分の希望を捻じ曲げて我慢してくれた人かのいずれかでしかない。

結局、私たちのポジションにいる人間は我慢強いところが共通している。言いたいことを我慢できて、相手を立ててみることを試すとか、人の心の動きをしっかり読めるタイプのように思う。私と同僚は元販売員で、毎日お客様の顔色ばかりを伺ってきたと思う。このタイプにはこういう対応をしようなどと考え、おおよそ無意識にいなして、かわした。感じ。

とっても辛い思いをしたスタッフの話を聞くと、一緒に悲しくなるし、「もう辞めたっていいよ」と言ってしまいたい。体を壊してまで頑張る仕事なんてないじゃない。

でも、すげえ勝手な感じだったら、お前何様だよと思っている。でも決して言わない。言ってはいけないと思う。曲がりなりにも上長の立場だから。何にも知らないくせに偉そうにいうなとか、一緒の仕事していると思うな。とか、同じように考えることなんてできないくせに何だ。とか、思う。思うけど、言ったって仕方ないことだ。本人には見えないものだし、知れない業務だし、考えることができない内容だからだ。 

人は見えるものしかわからないし、見えるもしか見えないものだ。聞きたいことしか聞かないし、信じたいものしか信じない。そういうものだし、特別狭小な視野だなと揶揄することもない。そういうものだ。私たちは何かを目指して何かに向かって進んでいるのだろうが、そういうことを私自身が実感できてもいないのに、私の抱えるスタッフがそれを実感できることなんてないだろうと思う。結局、場当たり的な対応を繰り返しているのだから。

私の上長からは、「で?どうしたいわけ?」と言われるのだが、こちらとしては、はっきり言ってやりたい。

どうしたいこともないし、何もしたくないです。どうにでもなればいいって思ってます。

 

めちゃくちゃにブチギレられそう…言わないですけどね、大人なんでね、上司でも部下でも機嫌を損ねないように立ちまわることが私のポジションですからね。