我が家のHDDが完全に死んでしまった。
TVの録画用に外付けHDDを使用していた。購入して2年経過した頃にはヘンテコな音が鳴っていた。HDDの音の原因はと思い検索していたら、YouTubeにHDDの最後の音として紹介されていた音が家のHDDから鳴っていた。
最初にTVがHDDは接続されていません。と急に言い出し、残しておいたドラマや映画を完全に消去せざるを得なくなった。USB1に録画していたものは全部消えた。それからTVが新しいHDDを検知したと言い出し、新しくもないがUSB2と言い始める。それからまた2年くらいか、ヘンテコなコツコツ音は通常運転の音のように馴染みのあるものになり、TVが突然思い出したように言い出した。HDDは接続されていません。
またもや、新しいHDDを見つけ出し、USB3と名付けた。コツコツ音はもうメトロノームのようでもあったが、突然違う音を出すこともあった。
私のHDDには「獣になれない私たち」が残っていたのだ。松田龍平の。
先日、TVをつけ、ドラマをみようと録画リストのボタンを押したら、ちょっと待って。ってTVが言い出した。私はTVがそんなことを言うとは思っていなかった。これまでTVはちょっと待ってなんて言わなかったのに。
心配を押し殺し、嫌な予感に気づかないフリをしながら、言われるままに待ってみた。そしたらTVは申し訳なさそうに録画リストがありません。って言い出した。嘘だ。と私は言う。
HDDの使用は40％程度で、残り60％程度とHDDが自ら言っているのに、録画リストがないってなんだ。USB3は間違いなく葬り去られている。嗚呼、松田龍平…と悲しみを噛み殺し、いつものように新しいHDDを登録する決意をするまでに3日かかった。新規HDDを登録しようとするとTVが非情に聞いてくる。中身は完全に消去されます。続けますか？って。
私はなんとか救出しようとUSB1から2に変わる時に色々調べたが、結果的にはよくわからなかった。なので、私の取るべき行動はUSB4を受け入れるだけだったのに、それでも3日かかった。獣になれない私たちとの決別の決断に。
勇気を出してUSB4を新規HDDとして受け入れようと決めて、TVに伝えた。その時の返事は、無理です。だった。無理ってなによ。普通にイラついたが、私はHDDの機嫌が治るかなと思ってアダプターを抜いていたのだった。
電源を入れたら、HDDはこれまで一度も聞いたことのないような大きな音でブンブン言い出した。TVに聞くまでもない、HDDに通電しておくことが恐ろしくなるような大きな声で無理ですって言ってくる。爆発しちゃうの？？と思うような音を響かせている。普段のHDDはコツコツ言っていたが、こんな大声は出したりしない。多分、これが断末魔というものなのだろう。
最近は、キートレイにしていた可愛いお皿を割ってしまうし、HDDは壊れるし、何やら新調しないといけないタイミングらしい。電子レンジが壊れたらどうしよう。一番古株で、調子も良くない。レンジが壊れる時ってどうなるのだろう。爆発したり煙が出たりするんだったらどうしよう。そろそろ新調すべきなんだろうか。
HDDの捨て方を調べたけど、TVの録画用だったので、データ消去なんてせずに廃棄しても良いのかなとちょっと思っている。
HDDを自分で破壊する方法のブログを見てみたけど、私にはできそうにない。
Blu-rayプレイヤーとDVDドライブも欲しい。全くCD問題とBlu-rayソフト問題を解決できないまま日々を過ごしている。調べれば調べるほど、意味わからんし、眠くなる。いつになったら解決するのだろう。HDD破棄問題と合わせてペンディング状態だ。
