これは、私のママが大好きな西城秀樹の話である。といっても、私自身もよく知らないので、語ることは何もないのだが。
勿論、なんの関係もないです。ただ、ママがずっと大好きで、私が子供の頃から、ライヴへ行き、お芝居を観に行き、ファンクラブに入っていて、お家でもよく聴いていたし、TVに出ていれば観ていた。
なので、亡くなったと聞いた時は、ママが大丈夫かと心配したし、私自身、叔父さんが亡くなったくらいのショックを受けた。
実際に、ママはとっても落ち込んで、2週間くらい塞ぎ込んで、食欲がわかないとこぼしていた。夜にラジオからヒデキの曲が流れてきて眠れないとか、TVでもたくさん流れて、その度に落ち込み、それでも見るのをやめられず過ごしていたそうだ。
あまりにかわいそうなので、元気を出してもらおうと、ずっと行きたがっていた東京観光に連れ出し、東京に住むお兄ちゃんとも会った。私も初めて観光地を訪れた。雨雲にまみれたスカイツリーに登り、何故か一生懸命東京タワーを探した。見つけられないくらい、モヤがかかってた。
それから1ヶ月経って、zeppでヒデキの40年前の映画を最終上映すると聞いて、ママを連れ立って行ってきた。
私はライヴビューイングで声援が飛ぶことや拍手を送ることがあまり理解できなかったのだが、あれは誰かに届けたいわけではなく、本人が叫びたいから叫ぶってことなのだなと理解した。
私は多分、ヒデキの曲を割と知っている。それでも、今回の映画で流れた曲は殆ど知らなかった。昔の曲過ぎて。
でもママも喜んでくれたし、私も何故か途中で泣きそうになりながら観ていた。ほんと、こんな風にさっさと死なないでおいて欲しかったなとほんとに思う。
病気だったことも知っていたけど。
10年前に、1回目の脳梗塞後に観たライヴがママと観た最後のライヴだった。
上映会にいた人たちの年齢層はとっても高かったし、普段zeppに来ることのない人たちなのかなと思ったよ。係の人にめちゃくちゃ聞いてたし、何を聞いているのかわかんないけど。
一人一人が尋ねる時間はめちゃ短いけど、矢継ぎ早に次々と聞いていた。なんかの遊び?
ドア付近でチケットを確認し、席を案内している人にする質問ってなんなんだろう。
ママはヒデキロスから一応立ち直ったと思う。もう、観ることができないんだなって思ったら悲しくなっちゃうかもだけど。
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