今回は時間的にも余裕があって、あれからまだ1年しか経過していない。
ワタリウム美術館へ行って、マイクケリー展を観た。
鮮明な幼い頃の記憶が、衝撃が、大人になってもなお心の奥底にあって、自ら生み出そうと心たぎらせているうちに、途方も無い力で弾け飛んだのだろうな。
私の心は完全に枯渇しているのだなと思う。こう書くとものすごく悲壮な感じがするものだが、そうではない。
私は芸術家ではないし、枯渇しているとしても、日常に支障はない。昔はよく絵を描いた。つまらない、退屈な絵を。
マイクケリーは絵を描いて、映像も作った。絵を描くことと映像を作ることは全く異なるはずだ。ともかく、信じられない。こんなことができるなんて。終始そんなことを思っていた。
ワタリウム美術館は初めて行ったけれど、いい場所だった。勿論、全然知らないから私はNAVITIMEの言いなり。大体「外苑前」ってどこやねん。高円寺からどうやっていくのよ。そこから代官山へはどうやって??
私が東京へ来たのは勿論マイクケリーが目的ではない。3/15がなんの日か。光葬の日だ。代官山UNITでのワンマンがあった。
仕事が詰まって、大阪府のどこにも逃げ道がなくなったので、東京へ逃避しにきた。
見慣れない街は楽しい。乗り換えがややこしすぎて、誰からも道を聞かれない。何故か。私が1番キョロキョロしているからだ。