雨が降っていたけれど、そんなのは気にならなかった。
私は気持ちが弱いんだと思う。貧血で調子が悪かったので、本当は見たかったbachoを見逃した。私が初めて南海の堺駅に降り立ち、キョロキョロしながらたどり着いたときにはnot wonkがステージにいた。
まだ辺りは明るくて、ああ、知ってるー、この曲。この時、少し遠くて、あんまりちゃんと聴こえなくて、吸い込まれる感じがして、やっぱり彼らはほんとに。
the guaysの前に、夕暮れが最後に広がっていた。
omsb&hispec楽しかったー!ああいうのを見せられると、前進していく音楽というのを痛感する。ロック好きなんてオルタナ好きなんてもういないんだなと感じてしまうわ。あの日そこにいた人はその限りではないだろうけど。
LOSTAGE窓かガスかわかんない…多分。
さようならおもいでよ
窓かガス
ポケットの中
surrender
ひとり
goodluck
めちゃかっこよかったですよねえ。楽しそうだったし、楽しかったし!やっぱり曲名は覚えらんないな。
テニスコーツ、めちゃめちゃ好きになった。いいなぁとは思っていたけど、そんなんじゃなかった。素敵やったわ。かっこよかった。
GEZANはもう、この日は確実に最高に見えたな。雨が降り始めて。まぁ、この程度か、くらいの雨粒やったけど、そのうちまあまあ降ってきて、普段なら傘開くかもなってくらいには降り続いたけど、気にもなんなかった。
瘡蓋と爆撃機
夕日の歌
待夢
blue hour
absolutely imagination
wasted youth
22時くらいで、勿論辺りは真っ暗で、人も沢山いて私からは光に照らされて、ぽつんと浮かび上がるマヒトさんしか見えなかった。まるで偽物かのような現実感のない凝った演出みたいだったけど、届く音は本当にリアルで。これまでみたいに泣けるって感じじゃなかったな。もっと強い感じ。
ただ最高に楽しくて、なかなか寝付けなくて、翌日の仕事は死ぬほど眠かった。それでも妙にテンションだけは高くって、時折ぼんやりして。
なんで投げ銭なんだ。って理由は色々話してはったけど、実際に行ってみると、それはそれでありと思った。実際に足を運んで、空気に触れてみる。人伝いに見聞きするんじゃなくって、リアルにそこに紛れることで感じることも、思うこともあるだろう。
考えているだけより、実際に面倒臭いことなんてあんまりないのかもなと思う。
手に触れたらそれはトゲトゲしてなくて、もふもふしてたんだなって思うこともきっと多くあるんだろうな。知ってるつもりで知らないこと。わかっているつもりのこと。わかんなくていいことも、きっとある。