やさしさ

f:id:lameretmusica:20190428220019j:plain


なんかわかってるはずなんだけど、忘れちゃって。

こないだマヒトゥザピーポーのやさしい哺乳類が出たので買った。

前回の不完全なけものの時もそうだったんだけど、発売したらサブスクに入るよって言われていた。それなのに、すっかり忘れて、フィジカルしかないんだから。と思ってた。


なんかもう、コレクターズアイテムみたいな感じかもしれん。

それに、WALKMANに入れるにはフィジカルあってのことだ。


そして、そのWALKMANが突然、プッって小さな音を残して、液晶が暗転し、ボタンを押しても、ホールドをカチカチしても何も反応を示さなくなった。完全に無視されている。



とうとう死んでしまったのかも。PC上には、Xアプリに取り込んだデータが残っているので、新しく購入しても手間をかけずにデータ移行できそうではあるが。


私のPCはWindows7で、10の時に、インストールしたら動作保証できないよ。ってPCが言ってくるくらいの年代モノ。なので、7のままなんだが。新たにWALKMANを購入したとして、大丈夫なのかしら。とかもやもや考えていた。


その日1日は音楽を聴かずに帰宅して、なんとなく充電をしたら、ふつうに電源が入り、今日はいつも通り、何事もなく動いている。電池切れのような感じだけど、決して電池切れではない。

プッと切れる直前に、ちょっとだけ充電していたし、ローバッテリーでチカチカし始めて60分くらいは音楽を鳴らすやつだ。


でも、買ったのも随分昔だし、本体も割れている。何度も落下させてしまったし、酷使している。いつ壊れても仕方ないなと思いつつ、ソニーストアを眺めている。


ハイレゾ対応の大きなやつ、小さなお手軽なやつ。いつもこれで迷うのだけど。

同じシリーズで2017年、とか2018年モデルとか言われると、何が違うのか全くわからない。


お手軽なやつがいい感じの価格で、ハイレゾ対応のデカイやつでお手頃価格なのはなんなんだ。なんなんだ。



見れば見る程眠くなる。

まだ動いているからいいか。

ライヴでは耳栓代わりに使えるし、音楽も聴けるとっても便利な相棒だ。

毎日毎日酷使されておかわいそうに。

バッテリーがやばくなったら、本気で買い換えることにしよう。





今日のクアトロ

GEZANのレコ発で、LOSTAGEとbachoの3マンが梅田クアトロであって、行ってきた。



ほんとはこないだのLOSTAGE7の最終日ワンマンのことを書こうと思ってたんだけど、なんかもう書ききれないので諦めて。


それで、今日のことを書こうと思ったんだけれども、最初のLOSTAGEの中盤でもう諦めた。


なんかね、かっこよかったんです。楽しかったし、すごいよかった。どのバンドも。

とにかくGEZANがほんとに最高やった。新曲が山盛りで、ほんとはsilence of speakのレコ発やから、該当アルバムの曲が多めかと思うけど、出たの結構前やし、きっと、このライヴまでの期間にずんずん進んでいったからなんかも。


めちゃくちゃ楽しくって、新しい景色を覗かせてもらった気分。きっと次にどこかで見るGEZANはもっと違って観えるんだろうなーと思わせる。形なんかひとつじゃないもんね。


私、にやにやしてた!楽しすぎて!

GEZANの音楽がどんどん自由を体現して、不自由を体感して、広がって、歪んで、押しつぶされて、燃え広がるのを一緒に観ている感覚が楽しすぎる。


全然、音楽の話になってない。できない。





LOSTAGE7 day2


今、十三fandangoで、LOSTAGE7が開催中で、今月末まで行われている。

ほんとはZAZEN BOYS行きたかったが、どうしても行くことができず。仕事だと仕方ないな。と思えるくらいには大人になった。


昨日DAY2に行ってきた。BKTSと同じバンドだった。本当のBKTSは何故か絶対に行けない日程で開催されるので、これまで一度も行っていない。4バンドが揃うとはこーゆうことなのかと思いました。


CBMD / アスパラ / バンアパ / LOSTAGE

CBMDは、いつぶりかわかんないくらいぶりに観た。メンバーチェンジしたと聞いてからも久しい。

私結構音源を持っているし、曲も沢山知っていたんだなぁと実感。楽しかった。


バンアパが、まだ1番最近観たのかも。随分前になるけれど。ちらちらとサブスクで聴いたりしたので、知っている曲もいくつか。楽しかったけど、これまで持っていた印象と少し違って感じたのは私のメンタルのせいだな。とても元気なのだ。


アスパラ

磔磔で観たのが最後。いつかわかんない。曲の感じも、ご本人の印象も記憶とは違っていた。MCがむちゃ笑えた。おもろい人なんだなぁ。記憶は風化するから仕方ないけど。ほんとに楽しかった。私の前にいた人たちが、めちゃファンみたいで、その盛り上がりに和んだ。


LOSTAGE

昔の曲もやってて、楽しかった。昨日はともかく楽しくて、ヘトヘトに疲れて、空腹だったけど、とっても満足な夜だった。ソールドしてたので、きゅうきゅうだったけど、変換の度に前方へ移動したので、結構楽に見る事ができて、とてもよかった。CBMDの時が1番遠くて、1番キチキチだったのが残念。早く来れなかったからなぁ。

次はワンマンの予定。仕事が定時で終われば間に合うけれど、心配。ワンマンなんて、ちゃんと観たい。朝からグイグイ推し進めよう。ライヴ前から疲れているかもなぁ。


ブラウンシュガー→真夜中を→blue→surrender→coffee&sugar→こぼれ落ちたもの→goodluck


coffee&sugarはBKTSで会場限定販売のコンピだったことを昨日思い出した。当時、行けなくて買えなかったことも。

知らない曲だったから、新曲かと思った。途中から、アスパラくらいから、耳がおかしくなってきていて、今もおかしい。


耳栓忘れるのやめよう。










cloud nothings @TRAD

f:id:lameretmusica:20190314142840j:plain


cloud nothingsを観に行ってきた!梅田にあるtradに。

ともかく、めちゃくちゃ良かった!ヤバかった。自分としては自分が閉じていると感じていたけれど、そうでもなかった。


楽しかったわ。うん。ゲストが今回LOSTAGEだったので、一挙両得的な。LOSTAGEを観るのは久々で、勿論cloud nothingsを観る方が久々だけど。



私が思うに、LOSTAGEはECHOESの後、つまりguitarの時に、新たな階層へ移動したと思うのね、それから、in dreamsでその先の曲がり角を曲がって行って、今はどこにいるのかはよくわからない。


少し前の、bachoとのスプリットも私はちゃんと手に入れていた。でも、不完全なけものを聴いていた後に、ハバナイ!のライヴCDを聴いて、全然聴いていなかった。でも最近聴き始めた。まだあんまり馴染んでいない。


でも昨日、ひとりと、手紙を聴いた時には、これまでの気持ちとあまり変わらなかった。最近の曲はあんまり好きじゃないだけなのかもしれない。わかんないけど。


ただ、ちょっと地味だからとっかかりにくい雰囲気を醸しているのかもな。



だから、なんだっけ。なんだってこともないけど。昨日はとっても楽しくて、寒くて、あったかい夜だったんだよ。


今月はLOSTAGE月間で、また観る機会がやってくる。ワンマンもある。fandangoでね。



瞬きをする間に→こぼれ落ちたもの→窓→ひとり→手紙




FUJI日割りがでた

今年もサマソニフジロックの出演者が発表になり、詳細も出てきた。

 

本当だったら、フジなんて先行で取ってしまいたいところだったのだけど、何曜日に出るんかわからんし、とにかく見たい。しかしながら、宿泊とか交通手段に加え、休み確保がなかなか問題でもある。

 

仕事が曜日に関係ないため、週末だからと言って休みなわけではないからだ。

 

siaが観たい。アメフトとCAKE、TORO Y MOI、デスキャブ、とか。観たい。いつも行きたいなとか思うものだが、今年は何故かとっても行きたい。

 

行くには往復の交通費と宿泊費がかかるので、結構大変。サマソニも行きたいので、今年はできれば沢山お休みを取って、仕事とは距離を置きたいものです。無理な相談なんだけども。

 

唯一行けそうだった子が行けなくなりそうなので、私のフジは早くも暗礁に乗り上げているのだ。チケットもとってもいないし、予約すらしていない。手も足も出ない。

 

とおおいなああああ。苗場って。あっという間に7月がやってきてしまう。全力でフジ人員を確保しないといけないのだな。困難てやつだ。

ボルタンスキー展

f:id:lameretmusica:20190226000335j:plain


ある時、先日のことだけれども、いつものようにヘアサロンへ行った。私は毛先がザラザラするのが嫌で、トリートメントを割とちゃんとしに行く。


そこで、国立国際美術館のパンフレットが置いてあって、life timeと書いてあり、クリスチャンボルタンスキーの文字と、宝石のような写真が見えた。


夜まで時間があったので、トリートメント終わりのサラッサラの髪で国立国際美術館の展示を検索して、中之島へ向かった。

私が宝石の写真だと思ったのは、電球だった。



最近の私は、開いていると思う。

マヒトゥザピーポーの新譜を聴き続けているせいでもあるし、なんとなくの周期のせいかもしれない。ハバナイ!のライヴ音源を聴いて何かたぎらせて歩いていた。


ボルタンスキーなんて初めて知った。最初の部屋は引き出しに入った気持ちの悪いものと、怖いもの、それと、咳をする男の映像。心臓の鼓動。咳をする男は映像作品で、血を吐くようなひどい咳をする1人の男と、その音をヘッドフォンで聴く。

聴けない、耳に当てたが、速攻で外した。こわくて見ることができない。引き出しの中のグロテスクななんかと、怖いミニチュアのようなもの。暗くて怖いし、すぐに次の部屋へ。


私はヒリヒリするようなものと、人の死を予感させるものが本当に苦手だ。

次の部屋は、アトリエらしき部屋、書斎、オフィスのようなところの監視カメラを流している。作品が出来上がる風景や、誰かと一緒にいたり、1人でいたり。

祭壇のような写真とブリキ缶、彩る電球。自分の中を何かが通り過ぎるような不思議な感覚になって、なんだか泣けてきた。


それもこれも、私が今、開いた状態にあるからだと思う。シフォンのような軽くて薄い布にプリントされた顔。天井から吊るされたその布たちがゆらゆら揺れる中で、電球がいくつか光っている。


写真を祭壇のように飾り、電球で飾る。

その部屋の外にはキラキラ光る海と、風鈴たなびく海。または雪景色。クジラの鳴き声。広い世界、後ろ暗い歴史、生と死。いつか人は死ぬ。そう思うし、間違いない。

でもリアルに人の死に触れたくはない。いつも遠くにあるイメージであってほしい。そんなのは無理だけど。


めちゃくちゃ感動的だったのだと思う。感動した!みたいな感覚ではないが、胸の詰まる感覚、こみ上げる何か。込み上げてくるこのものの名前がよくわからない。


胸のうちに、増えて溢れ出るような、胸の中張り裂けそうな湧き上がるこれには、なんか名前がついているのかな。


胸いっぱいになる時の、胸の中には何が詰まっているんだろうね。



完全な不完全

f:id:lameretmusica:20190217145037j:plain


不完全なけもの


気がつくと、目の前にあるものを見てもいず、また何も考えることもできず、頭に浮かぶのは、暗い夜空と弾け飛ぶ火花。青い空にうっすらと広がる白い雲。風にそよぐ薄紫のよくわからない野の花。凪の海や、昼間の風。夏の寒い朝。冬に窓越しに見つめる冷たい空気。湯気のたちのぼるキッチン。

そんなものがなんの脈絡もなく浮かんでは消える。そこには人は誰もいない。私が無人の世界を見つめているような感覚でしかない。どこかで見たのだろう景色が頭の中を飛び回る。


不完全なけもの


最近買ったアルバムのタイトルだ。マヒトゥザピーポーの音源で、私はかなり楽しみにしていた。けれど、私のこれまで知っている彼の音源とは違っていて、まるでちっとも知らない人の音源のように思った。


ただ、とっても素晴らしいということだけはわかった。呆然としてしまう。歩きながら音楽を聴いている。買い物をしようと歩きながら、誰かに会おうと歩きながら。


でも、意識が音楽に吸い込まれてしまって、何にも考えられずに、およそ無意識に商品を手に取り、まるで考えているかのように商品を見つめていることに気づく。けれど、わたしは何も見てもいないし、何にも考えていない。

なぜなら、頭の中には、前述した風景がとめどなく広がり、新しい角度から見上げてみたり、遠くから眺めてみたりする。時には匂いを思い起こし、感触や、温度を思い出す。


本当なら、もっと気の利いたことを言えば良いのだが、何も言えない。素晴らしいとしか。

とても好きだし、みんなが聴けば良いと思っている。フィジカルは軽くて装丁が素晴らしい。ただ、サブスクでもあるので、聴くことについてはもっと手軽に聴くことができる。


少し大きな音で、またはスピーカーを通して聴いてみてほしい。

不完全なけものとは愛すべき

いきものなんだろう。


誰かにも聴いて欲しくなる。


不完全なけもの

不完全なけもの